【怖くない】男性の不妊治療について【痛くない】経験談と思うこと

出産・育児
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男性の不妊治療について、経験談と思うことを語ります。

不妊治療について思うこと

妊活・不妊治療時に、男性も一緒に検査する人が増えてきていると思います。
が、まだまだ女性だけが頑張るものとか、怖いという方もいらっしゃると思います。

私は不妊治療の経験者です。

「子供が欲しいけど不妊治療には抵抗がある」

という旦那様方の不安を、少しでも軽減できればと思い、この記事を書かせていただきます。

まず、検査だけでも受けませんか?

本気で子供が欲しければ、

まず検査すること

をお勧めします。

杞憂に終われば、それはそれで問題無いですから。

もし治療が必要な状況であれば、言い方が悪いかもしれませんが、無駄に歳を重ねる可能性があるということになります。

不妊は男性にも原因があります。

引用元:医療法人浅田レディースクリニック様

不妊の原因が男性にもある場合は50%程度あります。

昔の方は、妊娠しないのを女性の責任にしていたように聞きましたが、間違った考えだと随分浸透してきたかと思います。

男性も治療が必要な可能性は十分にあります。
家庭のために仕事を頑張っている事が、家庭にとって全てがプラスに働くわけではないのです。

仕事で毎日ストレスマックス、睡眠不足、毎日お酒ガブガブという旦那様も多いと思います。

ストレスや睡眠不足、アルコールは確実に精子の質を悪くしています。

体調を整えるのが重要という点では、男女共に言える事ですが、男性側は割と雑な方も多く感じます。
まぁ、現代人なら多忙は仕方の無い部分もあるかと思いますが。。。

だからこそ、まず、最初に検査だけは受けてください。

男性の不妊治療は痛くも怖くも無いです。

重度な治療としては、「注射器で精子を吸い出す」という治療もあります。
が、射精障害など、そもそも治療が必要と一般人でも分かりそうなレベルの方が該当するものです。
「治療が必要かどうか確認しよう」程度の段階では、いきなりそのような治療にはならないでしょう。

私が受けた治療は軽度なもので、

①検査は容器に精子を出して提出するのみ
②サプリを毎日飲む
③月に1回程度検査を受ける
程度でした。

経験談は後半に書かせていただきますので、興味のある方は最後まで御覧ください。

不妊治療の種類

不妊治療と聞くと、「試験管ベビー」というイメージの方もいるかと思います。
ですが、治療には色々種類があり、軽度の治療で終わる方も大勢います。
ビビらなくても大丈夫ですよ。

一般不妊治療(保険適用)

・サプリによる精子運動の向上
・卵管を広げる治療
・排卵誘発剤による治療

など、体の機能を補助してあげる治療です。
最初はここからスタートし、結果が出なければ次の治療へステップアップします。

人工授精

元気な精子を選び出し、子宮の中に流し込む方法。
受精しやすい状況を人工的に補助する方法です。
お母さんの体内で行います。

体外受精

体外で卵子と精子を受精させ、体内に戻す方法です。
不妊治療と聞いて思い浮かべる人が多いのが、この治療かもしれませんね。
受精は自然とさせる方法、針で精子を1つだけ卵子に入れる方法があります。

公的な解説はこちらからどうぞ

高い治療費がかかる治療は国や地方自治体からの補助もあります。

不妊治療にはお金がかかるのは事実です。
ですが、国や地方自治体からの補助もあります。
私の場合は、精子の検査代と診察代合わせて、毎月3000円程度でした。

体外受精の場合は、1回30万程度の補助があります。
制限もありますので、該当するか確認して使用して下さい。

根本として、体調を整える事が第一です。

体調によって結果が変わってきますので、普段通りの生活で結果を見るようにすると、参考になります。
治療に通うのが嫌であれば、体調を整えて毎月タイミングを合わせて備えるという心がけをするだけでもかなり違うと思います。

治療には時間がかかります。
「ドロドロ血が薬を飲んだら次の日に治った」ということがありえないのと同じです。
治療が必要であれば、開始が早ければ早いほど妊娠のチャンスも多く取れます。

不妊治療の経験談

私の治療前の状況

最初に検査を受けた時の現状として、

・精子の量は問題なし
・精子の動きが悪い
・精子の死んでいる率が高い

という状況でした。

問題があったと言われた時のメンタルと切り替え方

正直、自分に問題があるとは思っていなかったので、なかなかにショックでした。

とはいえ、それほど重い症状でもないので半分安心しました。

ショックではありましたが、現実は変わりません。
ので、受け入れるしか無いと切り替えました。

凹んだ方は、早く問題が見つかって良かったと思って下さい。
問題が分かれば対処法が見つかります。

治療の内容

最初の検査

まず、血液検査で体の状態の確認をして、カウンセリング、精液検査があります。

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こんな容器に精液を入れて提出します。
初回は個室で出して、次回以降は持ち込みでした。

次回の検査

採血の結果、精液検査の結果を聞きます。

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精液検査の結果は、こんな感じで出てきます。
トータルの成績である「精子運動性指数算出値」が基準以上であれば、まずは問題無しです。
問題無しというのは、1回で子供が出来るという意味ではなく、自然と妊娠できるだけの能力があるという意味です。
20%以下になると、自然妊娠は不可能と言われているくらいのレベルだったと思います。

ちなみに、私の場合は最初に数値が悪かったため、薬で治療しました。
薬といっても、ビタミン剤と漢方薬なので、体に悪いものではありません。
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それ以降の検査

基本的に薬を毎日飲み、健康に気を付けて日々を過ごす。
一か月に一度、経過の確認として精液検査をします。
料金は3000円程度だったと思います。

夫婦生活について

最初はタイミング法を行いつつ、不妊治療も同時並行で行っていきます。
1年前後試して上手くいかなかった場合は、次のステップに移っていきます。
私たちは運良く、タイミング法で1年程度で授かることが出来ました。

ちなみに、タイミング法とは、妊娠確立の高い期間に夫婦生活を重点的に行う方法です。
奥様も一緒に治療に通っていれば、先生から「この辺りで」と教えてもらえます。
そのタイミングに合わせて、体調を整えていきましょう。
本番当日、酒でべろべろに酔っぱらって帰ってきたら、二度と口をきいてもらえないくらいに思って体調整えて下さい。
体調の悪さは本当に顕著に表れます。
私は治療中、インフルエンザにかかりましたが、2か月ほど検査結果が悪くなって戻りませんでした。

※奥様へお願い

タイミング法をする時、旦那様は凄くプレッシャーです。
特に、途中で勃たなくなってしまった時に責めないであげてください。
もし勃たなくなった事があれば、それを思い出させるような言動は普段からしないであげて下さい。
月1回、年に12回しかチャンスが無いことは分かっています。
自分に魅力が無いとかマイナス思考にならないで下さい、そんなことは絶対無いです。
そう思わせてしまった自分にますます凹みます。
男はプレッシャーで簡単に勃たなくなります。
3日連続は体力的にもたないという方も多いと思います。
20代前半や、特別体力のある方を除いて。

とはいえ、行為が無ければ結果が得られないのも事実です。
私の場合は、出る直前までは外で頑張るということもありました。

大事なのは、出すこと

を合言葉に、頑張っていました。
奥さんも協力してくれたので、何とか続けられました。
お互いの協力があって乗り越えられる事だと思います。

まとめ

不妊治療をすることは、悪い事でも恥ずかしいことでもないと思っています。
眼鏡をする事が恥ずかしい事と思う方は、現代ではいないのではないでしょうか。
それと同じで、科学で補えることは補えばいいと思います。
誰かに迷惑をかけるわけでは無いですから。

妊活に一番大切なのは、夫婦お互いに支えあうことだと思います。
俺は知らねーではなく、自分の体の為にも、自分の事を知っておきましょう。
そして、お互いに相手の体調を気遣い、すてきな両親になれるように頑張っていきましょう。

もし、相方に問題があったとしても、決して責めないで下さい。

不妊治療をする目的は赤ちゃんを授かることです。
しかし、良い夫婦仲あってこそのものであるはずです。

外野は心無い言葉をかけてくるかもしれません。
そういう時に、お互いに守ってあげられる関係性を保って下さい。

私の場合は、私自身も相方も少し治療が必要という程度でした。
私の両親は、そこそこ不妊治療にも理解がある方でした。
しかし、それでも両親からの発言で相方が傷ついて凹んだ事もありました。

別に他人に理解されなくても大丈夫です。
どうしても辛ければ、不妊治療を諦めてもいいと思います。
ただ、現状を知らず、選択肢を減らしてしまうというのは、もったいない事だと思います。

夫婦で話し合って、一番良い人生を進めるよう選択して下さい。
そのために、まずは自分の体の事を良く知りましょう。
現状を受け入れた先に、より良い人生の選択肢が見えてくるはずです。
治療するか悩んでいる方は、すぐに行動してください。
ありきたりな言葉ですが、しない方がきっと後悔します。
私は、子供を作ることを考えて、すぐ検査に行って本当に良かったと思っています。
上手くいかないまま一年たち、やばそうだから検査行こうかとなったら、一年歳をとってしまいます。
若ければいいわけではないですが、若さは貴重です。
今日が人生で一番若い日です。
本気であれば行動しましょう。
この記事で、誰か一組でも幸せな家庭の手助けができれば、うれしいです。

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